綾瀬川の茶会 3

この茶会には大窪詩佛が協力していたと思われます。畑銀鶏は著書「街の噂」のなかで、大窪詩佛宅にて鶴翁に会っていることを記述しています。

江戸市中の状況などをふまえると、江戸在住のものが茶会の設定を行ったと思います。鶴翁は大窪詩佛に江戸下りの意図を伝え、助言を求めたのでしょう。茶会を開いた意図は大窪詩佛の漢詩に表現されています。

 

   青棠以爲架相對忿可蠲

   况有茶味冽喚回合歓眠

                 大 窪 詩 佛

  

  青棠以て架となり、忿に相対さば蠲くべし

  況や茶味の冽あらば、回合の歓眠を喚      (大意)

 

 

  青棠・・・・・合歓の木  花言葉「歓喜」 眠りの木の意味があります

  忿・・・・・・怒り

  蠲・・・・・・明らかにする  除く  洗い流す

  冽・・・・・・清らかなこと

  喚・・・・・・招き寄せること

  回合・・・・・巡り会う  思わず出会うこと